不登校の子どもの気持ち /本当は何を感じ、何を待っているのか
「学校に行かなくてもいいの?」
「本当はどう思っているの?」
不登校になると、保護者として最も気になるのは、子ども自身の気持ちではないでしょうか。
不登校は単なる学校不在の状態ではなく、子どもの心の中で複雑な感情が渦巻いていることが多い現実があります。
不登校は単純な問題ではありません
まず押さえておきたいのは、不登校になるきっかけは 一つではない ということです。
文部科学省の調査では、不登校が始まったきっかけとして多かったのは、
• 先生や友達との関係
• 身体的・心理的な不調
• 生活リズムの乱れ
など 多岐にわたることが示されています。
これはつまり、「子どもが学校に行きたくない」と感じる背景には心の負担・ストレス・不安・居場所の喪失感が絡んでいるということです。
子どもが“楽”と感じる一方で抱える不安
不登校中の子どもたちへのアンケート調査でも、次のような回答が出ています。
• 「ほっとした・楽な気持ちだった」
• 「自由な時間が増えてうれしかった」
• 一方で、「勉強の遅れが不安」「進路が不安」という声も多い
つまり、不登校の子どもは一時的に安心感を感じながらも、同時に将来や自己評価に関する不安を抱えているという複雑な心理状態が実態として存在します。
この“安心感と不安感の同居”こそが、子どもの行動を止めている大きな要因になっています。
子どもは「動き出すきっかけ」を待っている
不登校の子どもは、自ら動き出したくても
• 何から始めたらいいかわからない
• 失敗を恐れて一歩が出ない
• 誰かの声・サインを待っている
というケースが非常に多いです。
心理学の観点でも、「学校に行きたくない」という行動の裏には不安や逃避反応がある
という理解がベースになっています(海外のSchool Refusal研究にも同様の指摘があります)。
子どもたちは“変わりたい”という気持ちと“変わることへの恐れ”のはざまで揺れています。
そこに保護者や支援者の理解ある一声が入ることで、小さな行動のきっかけが生まれることがあります。
背中を押す支援が“きっかけ”になる
ここで大事なのは、子どもが「無理に進められること」ではなく、安心して心を開ける環境と関係性です。
子どもが動き出すきっかけは、
• 誰かに安心して話せたとき
• 嫌だと思っていたことを少しでも理解されたと感じたとき
• 自分の気持ちが整理できたとき
というように、“内面の安心感”が増えた瞬間に訪れることが多いというのが支援現場の実感です。
実際、全国の不登校支援団体でも、「安全な居場所づくり」「子どもの気持ちに寄り添う対話」を重要視する活動が多く行われています(不登校・ひきこもり支援組織調査より)。
ココロノトントンが大切にしていること
私たちが日々関わっているお子さんの多くは、表面的には“休んでいるだけ”に見えても、心の奥では、
• 誰かに受け止めてもらいたい
• 小さな自信を取り戻したい
• でもどうしたらいいかわからない
という気持ちを抱えています。
そんな子どもたちに対して、私たちは 強制ではなく、安心の提供を最優先にしています。
• 子どもの話をしっかり聴く
• 感情を整理するサポートをする
• 小さな行動の“きっかけ”を一緒に作る
これらすべてが、子どもが自分で次のステップを踏み出すための“背中を押すサポート”につながっています。

最後に
不登校になった子どもは、ただ休んでいるのではなく、心を整えるプロセスの途中にいることが多いという事実を理解してほしいです。
そして、子ども自身が未来に向けて一歩を踏み出すための「きっかけ」を一緒に探すことができるのが、ココロノトントンの支援です。


