私たちについて

児童・若者のひきこもりや不登校は、現代社会における深刻な問題の一つです。文部科学省の調査によると、小・中・高校生のひきこもりや不登校は年々増加傾向にあります。
ひきこもりや不登校の要因は複合的であり、個人の性格や家庭環境、社会情勢などが複雑に絡み合っていると考えられています。中でも、学生時代の不登校経験が大きな影響を与えているケースが多く見られます。ひきこもりや不登校状態が長期化すると、自己肯定感の低下、社会性の欠如、学習機会の損失など、様々な課題が生じます。その結果、進学や就職といった社会参加への道が閉ざされ、ひきこもりへと繋がってしまうのです。また、不登校やひきこもりの背景には、親子関係の問題も深く関わっていることが少なくありません。
さらにゲームやスマホ依存、昼夜逆転や食生活の乱れなど不規則な生活習慣、不健康な状況に陥ってしまい、家族の会話もままならず、家庭内暴力に発展するケースもあります。そういった場合は家庭内のみでの解決は難しく他機関に依頼する必要があります。
不登校やひきこもりへの支援として、フリースクールや全寮制の学校などがありますが、これらの支援形態では、外出することや集団生活が苦手な子どもたちにとってのファーストステップとしてはハードルが高く、なかなか実現できないケースも少なくありません。結果として、状況が変わらず家族との関係性がさらに悪化し、負のスパイラルに陥ってしまう現状があります。
不登校やひきこもりは、子どもたちの成長過程においてどこの家庭でも起こりうる問題です。しかし、子どもたち一人ひとりに合った適切な支援がなければ、推計146万人ともいわれる大人のひきこもりへと繋がる可能性を孕んでいます。
このような現状を踏まえ、当法人は、まだ普及していないオーダーメイド型の支援を行うことを目的として設立されました。経験豊富な専門家がご家庭を訪問し、お子様の状況やニーズに合わせた学習支援、カウンセリング、指導を行います。また、保護者向けのセミナーやカウンセリングを実施し、お子様への理解を深め、親子関係の改善にも寄与します。不登校児童・若者、そして将来のひきこもりリスクを抱える若者たちとその家族に対し、早期かつ包括的な支援を提供し、子どもたちが社会の中で自立し、輝かしい未来を切り拓くことができるよう支援します。

ミッション

不登校・ひきこもりの子どもたちとその家族に寄り添い、子どもたちが社会の中で自立し、未来を切り拓く力を育むこと

ビジョン

全ての子どもたちが、それぞれのペースで成長し、輝ける社会を実現する